脂肪吸引の施術後に重要な圧迫固定はなぜ必要なのか?
皮膚収縮を停滞させるむくみを予防
脂肪吸引の施術を行った後は大量の脂肪を除去した箇所の皮膚がたるんでしまいます。このようなたるみは時間をかけて皮膚が収縮することによって徐々に目立たなくなりますが、脂肪吸引を行った箇所にリンパ液などが溜まってしまうとその箇所がむくみ、皮膚収縮が起こりにくい状態になってしまうため、結果的に皮膚のたるみも解消されなくなってしまいます。圧迫固定にはこのようなむくみを予防し、皮膚収縮を促進させる目的があります。
圧迫固定をする際の注意点
施術を行った箇所にもよりますが、圧迫固定は脂肪吸引を行った箇所にリンパ液が溜まることによるむくみを防ぐことが目的であるため、患部全体を均等に圧迫しなければなりません。この段階で患部の一部分だけを圧迫してしまった場合、その箇所の末梢のむくみが顕著になるだけでなく、皮膚のたるみが解消されず、皮膚に凸凹が生じることによる見た目の悪化が激しくなることもあるため、その方法に関して十分に注意しなければなりません。
不安や疑問は医師に相談しよう
圧迫固定は上述のとおり患部を均等に圧迫しなければなりませんが、均等であるかどうかを専門的な知識を持たない患者さんが独断してしまうことは、思ったような結果が得られないという点で大きな危険を伴います。そのため、圧迫方法などにおいて不安な点や疑問が生じたら、自力で判断しようとせず、医師に相談するようにしましょう。また、そのためにはできるだけ通院がしやすいクリニックで施術を受けるようにし、術後も気になる点があればすぐにクリニックへ行ける状態にしておくのがおすすめです。